医療業界の職種によって異なる特徴

一口に医療業界の仕事と言っても、職種によって特徴はそれぞれ異なります。

いくつかある医療系職種で基本とも言えるのが、医師や看護師です。この職種は、文字通り病気や事故による怪我の治療をすることが目的の仕事になります。
症状によって最適な治療方法が違ってくるので、医師は患者の容態をしっかりと見極めた上で適切な判断を下さなくてはなりません。看護師は医師のサポートや入院患者のケアが主な役割になります。

この病気や怪我の治療に関わる大事な職種の一つが、薬剤師です。薬剤師は医師の診断の基に作成された処方箋に従って薬を調合する調剤、患者に飲み方を説明をする服薬指導が仕事になります。
正しく服薬すれば症状改善が期待できますが、間違った飲み方をしてしまうと副作用で体に悪影響が出ることもあるため、責任は重大です。

医療業界の中には、肉体や臓器といった形あるものではなく、精神面のケアをする職種もあります。
ストレス社会と呼ばれる日本では、仕事やプライベートの人間関係などで慢性的にストレスを抱えている人は少なくありません。目に見えないストレスは、自身で気が付かない間に蓄積して大きな病気に繋がることもあるので早めに改善することが大切になります。
こうした精神的な治療を専門とするのが、カウンセラーです。カウンセラーは患者の悩みに耳を傾けて改善に向けた適切なアドバイスをすることが仕事になるので、病院だけでなく学校や企業など様々な場所で活躍することができます。

このように、医療業界には多種多様な仕事を担う医療系職種が存在しており、それぞれが専門性を活かしながら活躍しています。